英語に悩んでいる方の相談に、
たくさん乗ってきました。
新年はその相談が増えます。
「どの英語学習法がいいですか?」
これを聞かれます。
細かく、その方の状況を聞かないと、
これ、とお伝えはできませんが、
ひとつだけ、言えることがあります。
本屋さんで、英語学習法のコーナーに行ってみてください。
英語学習法だけで、100冊ぐらいありますよね(笑)
ここから何を選ぶのか、
どれが正しいのか、 本当に困りますよね。。( p_q)
しかもですね、真逆のことを言っていたりします。
「シャドーイングがオススメ」
「シャドーイングは、上級者以外無理」
「英検よりも今はTOEIC!」
「TOEIC よりも英語力を伸ばすのは英検」
・・・どっちですか?
と突っ込みたくなりますよね。
※バターよりマーガリンを食べよう、と言われていた
時があります。
でも、今は「トランス脂肪酸」のことがあるので、
バターのほうがマシ、と言われていたり。
何を信じていいか分かりませんよね。。
英語コーチの私でも突っ込んでいるのですから、
普通の方が、混乱したり、
英語教材ジプシーになるのも、よーく分かる気がします。
「もうこれだけ!」って勉強法を教えて!って思いませんか。
英語はダイエットと同じです。
挫折する方が多いので、
「これだけ!」
「捨てる英語」 などなど、楽なものがいっぱい出てくるのも
分かりますが。
ここが、大きな罠かもしれないので、
英語商法に気をつけてくださいね。
ダイエットもいろんなものが出てきますよね。
英語も、いろんな商材が出てきます。
ひとつだけ言えることは、
英語学習法は、
予備校の先生や大学の先生が書いたものは、ちゃんと
データ(生徒の様子など)の裏づけがあるものを選ぶ、ことです。
一方、
個人の方が書いたものがありますよね。
フライトアテンダント
商社の方
大人になって3カ月でTOEICを満点にした人
など英語が得意な方が書いた
「英語学習法」
これは、この人にしか合わなかった
特殊な英語学習法だった可能性もあります。
だって、サンプル1 なんですから。。。
他の方ができた、か分からないですよ。
(統計学の世界ではあり得ないです。
サンプル が1個しかないもの は!!)
私の苦い経験を書きますね。。。
私は、ある方が提唱している英語学習法 の
セミナーへ行きました。
「映画で英語を学ぶ」ものでした。
映画+その原作の本を使うのは、
とってもいいと思うのです。
楽しそうなので、たくさんの受講者が集まりました。
ところが・・・・この講座は3ヶ月連続の
講座だったのですが、
最後の月は一人も受講者がいなくなってしまいました。。
20名ぐらいいたのに。。
なぜだと思いますか。
映画で英語が勉強できたらいいですよね。
その講座では、
「非常に難度の高い映画」 を
「字幕なし」で 10回見るのが宿題 だったんです。
参加者はほとんど初心者だったのに。
私は上級者でしたが、
それでも大変でしたよ。
初心者には、ストレス以外の何ものでもなかったはず。
しかも、
音なんてBGMにしか聞こえなかったはず。
それに、
本当にこの方法は裏づけがあったの?????と
(今となっては)疑問です。
初心者には効果がない、やり方 だったのです。
だったら、「中~上級者向け」 と言ったほうがよかったですよね。
ちゃんと検証された方法だったのか、はなはだ疑問なのです。
せっかく教材のDVDも洋書も買ったのに、
もう二度と見ないでしょう。。。
ちゃんと検証されている方法で勉強する
それが、当たり前ですが王道です。
本屋さん、ネットで出回っている方法で、
ビックリするものがたまにあります。ヽ(`Д´)ノ
「センセーショナル」なもののほうが
お客様の注目を集めますからね。。
でも、お金も時間も有限!
ちゃんと「効果がある方法」でやっていただきたい、と
願っています。