今日の本題の前に。
先日、夫と夕飯後、
坂本龍一さんを追悼して、二人で彼が作曲した
映画音楽を聴きました。
71歳。まだまだ若かったですね。
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今日の本題です。
まだ新学期ですが、既に疲弊してる先生にお会いしました。
すごく気持ちが分かりました。
私、学校で教えていたんですが、今年の授業は、お断りさせていただきました。
いろんな理由があります。
生徒はかわいい。
教えるのは好き。
でも、この働き方、やってられない、からです。
(海外に行っちゃうから、という理由もあります)
コロナ対応で、対面の授業⇒オンラインに変わった分の
準備とか、生徒指導とか、
そんなものまで、やっていました。
だんだんと、グレーな仕事も来ていたような。。
それは一切、追加で頂くことはありませんでした。
「教育にパッションがある」
一生懸命な先生から、どんどん脱落してく理由が分かる気がします。
「持続可能な働き方」ではなかったり、
とても、豊かな生活ができる水準でなかったり、するため、です。
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今年の2月に、すごくネットで話題になったこと。
NHKのクローズアップ現代が、特集したんです。
「日本の賃金が安すぎて、海外に【出稼ぎ】に出た人」の話。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4746/
日本で介護職をすると、月収16万。
オーストラリアで介護職をすると、月収90万。
オーストラリアの農場で働くと、月収50万円。
敢えて、ブルーワーカーになってでも、海外に出る人が増えている、というのです。
このページにある、日本の賃金のグラフに注目。
すごくショックですよね。
残念ながら、これが現実です。
「英語ができる」をちゃんと「価値」として評価する場に移動する、
違う仕事をする、ってアリだと思います。
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==再掲==
昨日は、対面で(珍しいのですが)
50代の英語の先生のコーチングをさせていただきました。
薫先生(仮名)さんは、自宅で英語教室を開いています。
薫さんは「とにかく、まだ5月なのに、疲れていました」
薫さんのお話で、「先生あるあるですよ~」とお伝えしたこと。
【先生あるある①】週6日レッスンしてるのに、月収15万
自宅でやっているから、まだ成り立っていますが、
どこか場所を借りたら、できないですよね。
まず、吉田、たった2コマですが、
先生の仕事をしていて「体がしんどい」と思ってしまうのですが、
薫さんは、週6日!!
休みの日も、レッスンのことを考えてしまう、と言います。
・小学校の英語の授業に出向く
・幼稚園に英語の授業に出向く
こともしていますから、
移動も多いのです。
【先生あるある②】1~3月が精神的にしんどい。
「生徒が3月に辞めてしまうのではないか」と心配になる。
これ、本当に、先生あるある、ですね。
この話、一人、二人から聴いたわけではなく、
ほぼ、私が聴いた先生全員(自宅で英語教室)の悩みでした。
特に、
小学生→中学生 になるときに、
【塾に行ってしまう】子が多いそう。
これを考えると、眠れなくなってしまうんだそう。
【先生あるある③】保護者対応で疲弊する
保護者には、いろんな方がいますよね。。。
子どもの対応では疲れない、と言います。
かわいいから。
ところが、保護者対応で疲れて辞めてしまう先生も多いです。
【先生あるある④】保護者から「2年英語教室に通わせてるのに、なんでうちの子英語できないの?」と言われる。
これもあるある!です。
2年で子どもがペラペラになるなんて、あるんですかね?
以下、これを聴いて私のご提案です。
1)単価を上げられる分野がないか考える
2)英語教室の「強み、特徴を考える
3)休めるような体制にする
4)保護者との精神的な「境界線」を作る
5)最初の「オリエンテーション」セッションを設け、「子どもはどんなメカニズムで英語ができるようになるか」 保護者に納得してもらう
これは、YOUTUBEでも解説しています。
参考まで。
先生の悩みあるあるは、意外なことで解決できます。
https://www.youtube.com/watch?v=avMqvysUMZk&t=46s