「コレではお客様は来ません
~マーケティングする位なら、お客様来なくていい」
職人気質の多恵さんの事例~マーケティングを誤解しています」
今日の本題です。
先日、コーチング&コンサルさせていただいた
英語教室主宰の、多恵先生(仮名)のお話です。
多恵先生は、今、集客に悩んでいらっしゃる
ようなんです。
ある地域で、対面でレッスンをしていた時は
沢山の生徒さんが来てくれていた。
でも、
オンラインになってから、苦戦している
そうなんです。
でも、SNSなんかやりたくない。
顔出しもしたくない。
とおっしゃっておりました。
一番怒っているのは、
「あんなゴリゴリのマーケティング
する位なら、お客様来なくていい」
と思っている様子。
そして、一番怒っているのは
「たいして実力のない人が、
なんで、こんなにSNSで活躍して、
お客様が来てるの?」
ここに一番怒っているようです!
なるほど。
多恵先生の悩み、状況は
めっちゃ交通整理が必要なので、
一つ一つ整理していきましょう。
多恵先生は、いろんな悲しみが
「怒り」になっているように思いました。
かなりの実力派の先生なので、
余計に怒っていらっしゃるんでしょうね。
①対面の時は、口コミで良かった。
でも、オンライン、SNSは、戦略が違う。
多恵先生は、たぶん
「対面のレッスン」の時が、忘れられない
のでしょうね。
いろんな事情があって、
対面レッスン→オンラインレッスンに
していらっしゃいます。
コロナがあったから、しょうがない
と思うんですね。
時代が変わったから。
だから、オンラインに切り替えた。
それは、自然な流れだったと思います。
でも、ここから、です。
オンラインということは、
地域のビジネスではなく、
「全国競争」になった、ということ。
いや、日本だけではなく、
「海外の講座だって、オンラインで受講できる」
ということ。
めっちゃ、競争が激しいところに、
先入した、ということ、なんですね。
もちろん、オンラインでも
口コミで来てくれたら、最高ですよね。
でも、オンラインの時は、
新規のお客様を獲得するには、
ネットを見て「いいな!」と思って
いただかないといけない。
つまり、です。
パッと見て「この教室いいな!」
と思っていただけるように、
「もっと、コンセプトを尖らせる」
戦略をとらないといけないんです。
それをやっていないなら、
なかなかお客様が来なくて当然、です。
②マーケティングを嫌っている人は、
お金が入ってこない。
多恵先生から感じるのは、
「めっちゃ、マーケティングを嫌っていること」
あんな事をするぐらいなら、
生徒が少なくていい! と思っていること。
(でも、今、困って
吉田に相談してくださってますよね)
これ、前にも書いたことがあるんですが、
結構、こういう方いらっしゃるんです。
「マーケティングなんて、錬金術よ!」
と嫌っているスピの先生もいらっしゃったとか。
それを聞いて、吉田思いました。
「何年前の、古臭いマーケティングを
見ていっているのかな?」
今、悪いことをすると、
ネットで叩かれますよね。
悪いマーケティング
つまり
「相手を恐怖で追い込んでいく」
「脅して、買わせる」
をすると、ネットで叩かれますから、
やらない方向になってきてますよ。
私、経営大学院のマーケティングの
授業の時、NYの先生に、最初に言われたのが
「恐怖でものを買わせるような、マーケティング
はもう流行らない。」
でした。
これが2011年ですよ。
12年前に、すでに、吉田はこれを聞いてました。
マーケティングは、どんな活動にも必要なんです。
自分の活動を、わかっていただく行為。
お客様に知ってもらわないと。
それなのに、
「マーケティングを全否定」しているなら、
そりゃあ、お金が入ってこなくて、
生徒が来なくて、当然です。
※もし、こんな事言っておきながら、
「お財布を振ったらお金が入ってくる!」とか
スピな事をやっているなら、
本末転倒(笑)
お財布を振るより、
マーケティングです(断言)
お財布振ってお金が入ってくると
真剣に思ってるなら
かなりの、お花畑だと思います。
マーケティングについて、勉強不足な
気がします。
③お客様の声をネットに書くのは
「おこがましい」気がする
これも、おもしろかったです。
お客様から、好意的なコメントが来ているのに、
ネットに書くのは
「自慢しているみたいで、
おこがましい気がする」
いやあ、、、謙虚なんですが、
それって、お客様のためになってますか?
視点が「自分はどうみられるか」に
ばかり集中していませんか?
今は、どんな商品でも、
amazonレビューとか、見ますよね。
すでに買ったお客様はどうだったか、
知りたい、わけです。
私が、お客様の声を沢山載せるのは、
「お客様に安心していただくため」
です。自慢でもなく、相手のため、です。
いろんな微妙な講座も沢山あるし、
変ななんちゃってコンサルも多い。
そんな中、
私の講座にたどり着いてほしいな、
見つけてほしいな、という思いです。
逆に聞いてみたいのが、
「お客様の声を載せずに、何を載せるの?」
私の講座いいですよ!
絶対英語できるようになります!
って、講師が言い続けて、
信用していただけますか?
むしろ、
もっと怪しくなりませんか(笑)
④他の人は、どうでもいい。
あなたは、あなたの活動をすればいい。
多恵先生が、一番苦しそうなのは、
「たいして実力のない人が、
なんで、こんなにSNSで活躍して、
お客様が来てるの?」
はい、これは、なんだか残念ですね。
でも、これ、よくありますよ。
全く実力がなくても、
そのサービスがいい、という層は
いるんですもん。
良い、悪い、のジャッジ無く話しますと、
そんなこと、
芸能界だろうが、
小説だろうが、
いっぱいありますよね。
私、結構、こういうのは、受け入れられる
タイプです。
残念ながら、世の中の人って、
「軽いもの」が好きな人も多い。
多恵先生、
あなたは、とっても実力がある方。
なのに、こんな人たちに惑わされて
「私はSNSしない!」と言うのも
どうかと思います。
それは、極端すぎます。
現に、いま、お客様が右肩下がり、なんですから。
そもそも、の問題は、
このどうも「実力がない」人たちではないです。
正直、
全く、関係ありません。
多恵先生のサービスが、
必要な人に伝わっていないこと。
多恵先生のサービスがいい、という人に
ちゃんと届ける努力、なさっていますか?
もし、仮に、SNSをやらない、という
選択もあります。
じゃあ、横浜駅の構内で
「チラシ配り」しますか?
チラシ配りをしなくても、
いろんな方の目に留まるのが、
SNSだと思っています。
時代に抵抗するのも、アリです。
でも、周りの人に惑わされている場合じゃ
ないです。
残念ながら、コロナで、時代が
変わってしまいました。
過去にしがみつく、もアリですが、
それで、お客様きますか?
もっと言うと、
プライドにこだわってる場合ですか?
現に、生徒が減ってますよ。
と、愛のある、厳しいフィードバックを
させていただきました。