私は、toastmasters というクラブのおかげで、
東北大学の先生の友が6人ぐらいいて、
家族ぐるみで仲良くしていただいている。

 

そのうちの一人、イタリア人(女性)の脳科学者は、
笑えるけど、日本の女子差別の深さを物語る
エピソードを発表。いろんなことを考えさせられた。

 

~以下、彼女のスピーチ抜粋~

この若くて素敵な助教は、ある日、居酒屋で
友と歓談していた。

日本人の男性(英語が流暢)が話しかけてきた。
フレンドリーだ。
そして、「仕事何をしているの?」 と聞いてきたため、

「大学の助教(assistant professor)しています」と告げる。

 

この男性は、瞬く間に顔が真っ青になり、
so, sorry と言って、逃げていった。

社会的な地位が高い  ことが分かった後の反応が
ヒジョーに、分かりやすい。

 

東北大学の2017年のデータでは、女性の教授陣の割合は、
助教授  20%
准教授   9%
教授    6% 

※参考>世界の先進国では、3つの職合わせて全体で40% ぐらい。

東京医科大学で、女子の受験者が不当に扱われていた件、
ジャパンタイムスによると、そんなことをしていた理由は

 

lack of sensitivity to the rule of modern society

だったから、だと。

そして、今年の入試では、
女子生徒の合格者は 20.2% (前年は2.9%)
男子生徒より0.4ポイント高くなった。。

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これが、日本の現実の数字。
確かに、私が知っている女性の東北大准教授、
助教授は2人は台湾、イタリア出身、で、
日本で学位をとった訳ではなく、
「日本の階段を上ってきた訳ではない」

台湾人の准教授の友は、こうもらした。

 

I was so shocked by her speech today.
I know it's bad, but I don't know it's that bad.

If I didn't have my PhD and assistant professor 
position outside Japan, I don't think that 
I can make it to associate professor today. 
The big environment was just too discouraging for female power.


「彼女の今日のスピーチ、ショックだった。
(日本の状況が)悪いのは分かっていたけれど、
こんなに悪いとは知らなかった。

海外で博士号(PhD)をとり、准教授のポジションを
とってなかったら、(今日本で働いている)
准教授のポジションはなかったと思う。
何か「大きな状況」が女性たちから力を奪うんだと思う。」