「なんで、私にこんなお役目が来るんだろう。
もっとうまくやれる人がいるはずだ。
もっと向いている人がやればいいのに。」

 

と思うことが多々あった。

それ、私じゃないでしょう。
こんな大変な役、私よりも適任がいますよ。
もっとうまくこなせる人がいるでしょう。

 

でも、たぶんここから始めて、
器用に動けない私が、
いろいろ学ぶようにプログラムされているようだ。

この詩は、ニューヨーク大学の壁に掲げられていて、140年前 
にアメリカの南北戦争に従軍した南軍の兵士が記したもの。

 

CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED 
「悩める人々への銘」

 

I asked God for strength, that I might achieve 
I was made weak, that I might learn humbly to obey...

「大きなことを成し遂げるために 強さを与えてほしいと神に求 
めたのに 謙遜を学ぶように 弱さを授かった」

 

I asked for health, that I might do greater things 
I was given infirmity, that I might do better things...

「偉大なことができるようにと 健康を求めたのに 
 よりよきことをするようにと 病気を賜った」

 

I asked for riches, that I might be happy 
I was given poverty, that I might be wise...

「幸せになろうとして 富を求めたのに 
 賢明であるようにと 貧困を授かった」

 

I asked for power, that I might have the praise of men 
I was given weakness, that I might feel the need of God...

「世の人々の称賛を得ようとして 力と成功を求めたのに 
 得意にならないようにと 失敗を授かった」

 

I asked for all things, that I might enjoy life 
I was given life, that I might enjoy all things...

「人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに 
 あらゆるものをいつくしむために 人生を授かった」

 

I got nothing that I asked for―but everything I had hoped for 
Almost despite myself, my unspoken prayers were answered. 
I am among all men, most richly blessed!

「求めたものは一つとして与えられなかったが 願いはすべて 
聞き届けられた 私はもっとも豊かに祝福されたのだ」